#元素の漢字周期表
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元素の漢字周期表
水素
アルカリ金属
アルカリ土類金属
亜鉛族
ホウ素族
炭素族
窒素族
酸素族
ハロゲン
貴ガス
ランタノイド
アクチノイド
鉄族元素
白金族元素
その他の典型元素
その他の遷移金属
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鑭系 元素
錒系 元素

元素の漢字周期表

元素の漢字周期表は、中国語での元素名を並べた漢字の元素周期表です。

中国語圏では、化学元素の命名は漢字1字でなされます。日本では新しい元素が発見された場合、発音からカタカナ表記にして命名しますが、中国や台湾、香港ではその元素を表す新たな漢字が作られるのです。

元素好き、漢字好きとなれば自ずと見えてくるその接点、「元素の漢字」を、このサイトでより好きになっていただければ幸いです。

元素の漢字を眺める

漢字の命名規則

元素の漢字は基本的に漢字の分類法である六書のうち、意符+音符で作られる「形声」に従って命名されます。

例えば、2016年に名称が決定した113番元素ニホニウムの漢字「」は、金属元素を表すかねへんを部首に、nihoniumの「ni」から、発音を表す「 (nǐ)」などのつくり「」を付して作られました。

このように、ほとんどの漢字は英語(IUPAC名)の発音の一部をとった音訳によって新たに作られた漢字です。

一方、一部には音訳ではない漢字も存在します。

例えば、塩素の「」です。きがまえに「」ですが、この「」は「(=緑)」から来ています。中国では塩素のことを緑色の気体という意味で「綠氣」と呼んでいたようです。

このような、既存の呼び名から新たに作られた漢字は、比較的原子番号の小さい元素に多く見られます。日本語において水素や酸素が欧米の発音のカタカナ転写ではないのと同じようなものです。

そのほか、「」や「」、「」などは、伝統的に使われてきた漢字を化学元素を表すものとして転用した漢字です。日本人でもそのまま読んでわかるのが特徴です。

漢字の部首

元素の漢字の最たる特徴といえば、ずばり「部首」です。

漢字の命名規則として、常温での三態(気体・液体・固体)と、金属・非金属によって以下の4つの部首いずれかに属すことが定められています。

部首 性質
气部 気体 など
水部 液体 のみ
石部 固体非金属 など
金部 固体金属 など
元素の漢字の部首

漢字を見ただけでその元素の性質がわかるのです。すごい!

このような部首の決まりがあるので、例えば炭素の「」は、普通ならなどと同様に伝統的に使われてきた「」がそのまま転用されるところを、規則に従っていしへんを付して新しく漢字を作っています。

ただし例外も存在します。もっとも、原子番号の大きい人工元素は放射性崩壊によって性質を確かめられる量を十分に用意することができないため、テネシンの「」やオガネソンの「」はそれぞれ石部、气部に属しますが、実際にそれらが非金属固体、気体であることが観察されたというわけではありません。

漢字の地域差

中国大陸、台湾、香港では、簡体字・繁体字の差はあるものの基本的に同じ漢字を使っていますが、一部は、繁簡の差を除いても地域によって異なる漢字を使っている元素が存在します。ほとんどの場合、この差は中国大陸と台湾の間に生じます。

それらを見比べてみるとこんな感じになります。

元素名 大陸 台湾
ケイ素
テクネチウム
ルテチウム
アスタチン
フランシウム
ネプツニウム
プルトニウム
アメリシウム
バークリウム
カリホルニウム
アインスタイニウム
中国大陸と台湾の元素の漢字の差異

これは、中国大陸と台湾で元素を命名する機関が違うため生じています。しかし、この差異は大陸と台湾の交流が活発ではなかった時期の名残であり、現在は同じ漢字を決定するようになっています。

一方、香港は台湾と同じ繁体字圏ですが、基本的には大陸の繁体字を使用しているようです。

参考サイト

以下、参考にしたサイトの一部です。間違いや、より良い文献等がありましたらツイッターのbotアカウント(@gensokanji_bot)まで連絡していただけると助かりますm(_ _)m

元素周期表(化学元素周期列表)_百度百科
大陸簡体の漢字と発音の参考にしました。

國家教育研究院雙語詞彙、學術名詞暨辭書資訊網 - 下載專區 化學名詞-化學元素一覽表
台湾正体の漢字と発音の参考にしました。

元素列表 - 维基百科,自由的百科全书
香港繁体の漢字の参考にしました。

国际在线:中国科学院公布四种新增元素中文名称----全国科学技术名词审定委员会
2016年に名称が決定した新元素4つの漢字の決定に関する記事です。